
こんにちはkobayです。
もうすぐ桜の季節ですね、桜が散った後、桜の木にはサクランボ(桜の実)がなります。おいしいそうな黒い実、小さいころに食べてみて「マズっ!!」となって吐き出した思い出をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。久しぶりに食べてみましたが、相変わらず不味いです。
どうして市販のサクランボは甘くておいしいのでしょうか?それは、果樹としてのサクランボは、ソメイヨシノや、河津桜から収穫したものではなく、実桜(ミザクラ)という種類の桜から採れるものだからです。
サクランボの歴史は古く、食用としては有史以前から用いられていたとも。実桜の歴史も同様に古く、2000年前の1世紀、古代ローマの博物学者プリニウスが自身の著作で言及するほどです。
私たちが良く口にするサクランボはセイヨウミザクラという種類で、東ヨーロッパが原産と考えらおり、のちの16~17世紀から西ヨーロッパやアメリカ大陸で本格的に栽培された種の末裔ですが、日本における栽培の歴史は明治からと、比較的新しいです。
桜を国花とする国ですから、サクランボもさぞかし古い時代から利用されていたのかと思いましたが、どうやらそうではなく、日本人にとって桜はあくまで、見て楽しむものであったようですね。
日本におけるセイヨウミザクラ栽培の歴史ですが、始まったのは明治8年ころで、当時、日本各地で栽培が試みられましたが、ほとんどの地域で結実まで持っていくことができず、成功したのは山形県を中心とする数地域のみでした。セイヨウミザクラは温暖な地域での栽培が困難(正常に実がならない)そうで、栽培の南限が山梨県や長野県とされています。栽培の「北限」という言葉はよく聞きますが南限というのもあるのですね。また、さくらんぼは雨に弱く、梅雨の降雨量が比較的少ない山形県が栽培に適しており、この気候を生かして、山形県がサクランボ生産の中心地となっています。
セイヨウミザクラとは別のルートで日本へ伝来しているサクランボがあり、カラミザクラ(シナミザクラ)というものがあります。この種は中国で食用として栽培されていた種で、江戸時代に日本へ伝わり、栽培もされていたようです。これまで触れてきたセイヨウミザクラと比べると比較的長い歴史を持っていますが、味がセイヨウミザクラと比べて酸っぱいらしく、果樹としてのカラミザクラの存在は、日本では忘れ去られています。
街路樹や観賞用として現代でも栽培されたり、野生化したものが山野を彩ったりしているそうです。

由Magnus Manske – 自己的作品,CC BY-SA 3.0,https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=7356351
参考サイト アクセス日 2023/02/24
Wikipedia-サクランボ
Wikipedia-カラミザクラ
山形味の農園-山形さくらんぼ150年の歴史
山形県-さくらんぼ
