lemon

フルーツ記事
宇宙を旅するレモン(本文との関係はありません)

 こんにちはkobayです。
皆さまは、家庭で、どんな時にレモンを使いますか?今回はレモンに関するあれこれを語っていきたいと思います。

レモンの歴史
 レモンはインド(ヒマラヤ)原産のかんきつで、古くはインダス文明の時代から栽培されていたそうです。9世紀に、イスラム帝国がイタリアのシチリア島を征服した際に、中東経由で伝わりました。11世紀から12世紀に行われた、ノルマンコンクエスト(ノルマン人の征服)のころ、ノルマン人によってレモンがヨーロッパに伝わりました。

 レモンは寒さに弱く、アルプス以北のヨーロッパでの露地栽培は困難なため、アルプス以南の地中海地方で生産されています。最初にレモンが伝わったシチリア島は、現代にいたるまでレモンの一大産地となっています(シチリアレモン有名ですね)私は、ヨーロッパに行ったことがないですが、レモンが育たない寒さというのは、日本では関東以北になるそうですので、ヨーロッパへ事情があって行くことが難しい方は、関東以北へ旅行に行ってみると、

「ヨーロッパはこのくらい寒いんだなぁ」

と感じることができ、感慨深いこと間違いなしです(笑)

 レモンが直接生産できない寒い地域のヨーロッパにとって、南国の珍しい植物はあこがれの対象であり、17世紀ころになると、ヨーロッパの富裕層はオランジェリーという温室を建設し、そういった珍しい植物を人工的に育てるようになったそうです。寒い日は、中で火を焚いて室温を維持したそうです。

 冬の厳しい地域では、長い冬の間、土いじりや、青々した緑に触れ合うこともなく、太陽に恵まれた温暖な地域をうらやましく思うものです。何とかして過ごしやすい温暖な環境を自分のものにしたいという欲望でしょうか。一度、地元で個人宅とつながる、ガラスの温室(現代のオランジェリーですかね)に入ったのですが、外は冬枯れているのに、内部は暖かく、いろいろな植物が青々としていて、贅沢さを感じました。お金があったらほしいですね~。

アイルランド、フォタ島、フォタハウスオランジェリー(おしゃれ)
Rosanne Donovan – 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=72605348

 レモンの伝来ですが、日本へ伝わったのはなんと1800年代(19世紀)の熱海で外国人の湯治客がその種を庭に播いたというのがその始まりと言われています。昔からありそうなイメージを持っていたのですが、まだ200年ちょっとの歴史しかないのは意外です。

 普段、レモンは揚げ物や焼き魚に使うくらいという方も、もしレモンの木が自宅にあれば、贅沢に使えます。市販のレモンは農薬や防カビ材、ワックスを使っているもの多く、皮を利用するには少し抵抗がある方もいるのではないでしょうか。自宅で育てたレモンは、農薬を使っていないので、皮を安心して使えるのが強みです。ホワイトリカーやブランデーに浸けてレモン酒を造ったりするのも良いですし、蜂蜜漬けにして、蜂蜜レモンや、レモネードにするのもよし。柚子胡椒と同じ要領でレモン胡椒にしても良いです。スーパーで数個買うレベルではできないレシピに挑戦することができます。

レモンの原種 シトロン
 レモンを調べている中で、レモンの原種(類縁種)であるシトロンの存在を知りました。
シトロンは、レモンが伝来する前から地中海沿岸地方で栽培されていた、レモンの原種と言われているものです。
 和名をマルブシュカン(丸仏手柑)といい、漢名はクエン(枸櫞)というそうです。
クエンという名前からお察しの通り、これがクエン酸の語源だそうです。レモンより歴史が古く、日本にも在来種が存在しているそうです。

シトロン ありそうでなさそうな形状
Foto: Johann Werfring, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=32324244

 こちらの写真がシトロンですが、表面がごつごつしていて不思議な形をしていますね。かんきつ類にあこがれを持っている私にとっては、この、南国の謎のフルーツ感がたまらなく栽培欲をそそりますが、寒さに弱く、関東では育てることが難しそうです。

 味は、酸味が非常に強く生食は難しいそうで、レモンに似ています。レモンが世界的に広がる前の時代は、このシトロンがレモンのポジションにありました。
 ちなみに、ブッシュカンというのは、仏手柑と書くのですが、その見た目が合掌しているように見えることから名付けられているそうです。シトロン(仏手柑)はまだ想像の範疇だと思います。しかし、”丸”じゃない仏手柑は結構面白い形をしています。それってどんな形?と皆様思うでしょう。私は写真を見たとき、「こんなかんきつ世界に存在するのか?」と思いました。かなりインパクトのある形です。

こ、これは!
Kaldari – 投稿者自身による著作物, パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=6247779による

 こんなものが庭に植わっていたら、目立つこと請け合いです。我が家はすでにレモンとみかんのはるみちゃんがいるので、これ以上植えることはできませんが、もう少し庭が広ければ手を出していたことでしょう。暖地にお住まいの方で、庭に余裕がある方はぜひトライしてみてはいかがでしょうか。

参考サイト アクセス日 2023/02/15
Wikipedia-レモン
Wikipedia-シトロン
Wikipedia-ブッシュカン
Wikipedia-オランジェリー
with レモン-【雑学レモン】レモンはどこから来たの?
語源由来辞典-クエン酸/くえんさん

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