ケンポナシ 不思議な形の果実

フルーツ記事
奇妙な梨(本文とは関係ありません)

 皆さま、Kobayです。今回はかなり珍しい(と、個人的には思っている)ケンポナシのお話です。住んでいる地域にもよると思いますが、私は大人になるまで、ケンポナシという存在を知りませんでした。遠目に見るとよく見る木のように見えます。

 私は近所を散歩しているときにこの木を見つけたのですが、遠目では、それほど興味を引くような姿かたちをしていません。

ケンポナシの木
CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=205128

 秋の終わり、その木の近くを通った時に、なんか木の枝に不規則に茶色の何かがくっついていて、よくわかりませんが何か、大量の虫こぶのように見えたので、こんなに大量の虫に寄生されて何か病気か、虫が大量発生したように思っていました。

 別の日、別の場所にも、同じように虫こぶのようなものが枝にまとわりついている木を見て、こんな感じで樹木に寄生する虫はどんな種類なのか気になって、調べてみました。調べてみたところ、何と虫ではなくて、ケンポナシという木の果実だということが分かりました。
 以下がその写真ですが、私が見たケンポナシは、秋の終わりで熟していたのか、チョコレートのような色をしており、とても果実には思えませんでした。果実だかOKということで食べてみたのですが、可食部は少ないものの、味はほぼ梨でした。つまりケンポナシのナシは、梨という意味だったのです。そういえば、色味は梨っぽいですね。

虫こぶと勘違いしたが、これは果実
mauroguanandi – [https://www.flickr.com/photos/41597043@N00/4437515967/ bANANA-DO-JAP�O / CAJUEIRO-JAPONES /RAISIN TREE “Hovenia dulcis”]Uploaded by pixeltoo, CC 表示 2.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=9804813による

 ケンポナシは日本や中国大陸の一部に分布する落葉樹で、花が咲くのが初夏(梅雨前後)で、果実が実り成熟するのが秋(10月~11月)だそうです。庭木としても育てられる木であるほか、木材としても良い性質を持っているそうで、建材や家具、楽器などにも利用されるそうです。後述するように食用(薬用)としても利用されるようで、意外と利用範囲の広い木です。

 生薬(枳梖子)として知られており、二日酔い、利尿薬、消化器の不調に対してなどに用いられるそう、中国では幹から出た汁をわきが対策として使うこともあるそうです(!)
 服用方法は、乾燥した果実や樹皮を煎じて茶として飲む、果実を酒に浸けたものを服用するなどの方法がとられているそうです。

 韓国では、かなり有名な生薬らしく、ホッケ茶として乾燥した果実や樹皮を煎じるほか、栄養ドリンクや、ペットボトル茶としても販売されているそうです。どんな味がするのか気になった方は、お近くのケンポナシでお茶を作ってみるか、韓国で製品化されているものをトライしてみてはいかがでしょうか?

参考サイト アクセス日 2023/01/31
木の情報発信基地 Wood.co.jp – ケンポナシ
BOTANICA - ケンポナシとは?特徴や育て方から生薬としての煎じ方までご紹介!
千葉大学 花卉・苗生産ブログ-ケンポナシのちから!
note – 韓国伝統茶#02. ケンポナシ茶(ホッケチャ)~二日酔いには効果的らしい~
日本メディカルハーブ協会-日本のハーブ 36 不思議な果実のケンポナシ 昭和薬科大学 薬用植物園 薬用植物資源研究室 研究員 佐竹元吉
熊本大学薬学部 薬草園 薬草データベース ー ケンポナシ
Wikipedia – ケンポナシ


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