こんにちはkobayです。
今回は、果物から少し離れてハーブのお話です。
セントジョーンズワートというハーブをご存じでしょうか。日本ではあまりなじみのないハーブですが、メンタルに良いとされているハーブで、軽度から中程度のうつ症状、PMS(月経前症候群)などに効果があるとされ、ドイツでは軽中度のうつに対する処方薬として取り扱われているものです。
セントジョーンズワートの苗
ただし、日本や米国では処方薬としての薬効は認められておらず、ハーブティーや、サプリメントなど“食品”として販売されているのみです。ですので、その効果のほどは定かではない、といったところでしょうか。
また、セントジョーンズワートに含まれている成分は、ある種の医薬品の代謝を促進してしまう効果があり、抗HIVワクチンや、免疫抑制剤など医薬品の効果を弱めてしまう作用があります。これについて厚生労働省から注意喚起が出ています。薬を服用中の方は、医師や薬剤師に相談することをお勧めします。
前置きが長くなってしまいましたが、今回は、そんなセントジョーンズワートを摂取して、育ててみた感想です。

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通院するほどではないですが、日曜日の夜や、春先に気分が落ち込むことが多く、なかなかツライものがあったので、自然のもので役立つものはないかな~と探していた時に出会ったのがこれでした。
少し前に結構キツイ時期があり、不眠気味になってしまったことがありました。とりあえずちょっとでも楽になってくれたらと思い、セントジョーンズワートのサプリを飲み始めてみました。調べてみると、即効性は無く、効くまでに時間がかかるらしいという事で、3週間くらい続けていると、何となく楽になったような気がします。就寝時に考え事をしてしまい寝られないとか。休みの日でも仕事の事を考えてしまい休めなくなるといったようなことがあまり起きなくなったような気がします。おだやかに、リラックスしたい時にリラックスできるようになるような気がします。
こうして、しばらくはサプリメントで摂取していたのですが、価格が高いのと、添加物が気になったので、途中からハーブティーに切り替えました。セントジョーンズワートのハーブティーのレビューを見てみると、「味じゃねぇ!効果だ!」みたいな論調ですが、個人的には、おいしいと思います。特に香りが良いです、グリーンな香りというか、その中に少し干し草のアクセントがあるような、藁のような。味も香りもセントジョーンズワート味ですね(笑)
こうして、しばらくお茶を飲んでいたのですが、これもお金が惜しくなってきてしまって
もう自分で育てたらいいのでは?という結論に至り、ついにセントジョーンズワートの苗を買って育てることにしました。通販で1株買い、神奈川県南部、日の出から、冬場は午後2時ころ、夏場は正午頃まで日が当たるになる南向きの庭に露地植えしました。植えた苗は高さ10センチほどの小さなもの。植付けをしたのは3月中旬です。成長の勢いはそれほどでもなく、こまめに雑草を取ってあげないと、負けて消えてしまいそうです。
成長の仕方は、ワイヤープラントのようです。秋口までかかって直径40センチほどの範囲に茎と葉が広がりましたが、こんもりというよりはスカスカです。葉の量も少ないです。ハーブティーにしようとしたら、一回で全部なくなってしまうくらいのボリュームしかありませんでしたので、この年は利用できませんでした。また、虫にとって有害なのか、虫の食害や、アブラムシもつきませんでした。
また、冬の間も枯れることなく、秋の状態を維持していました、霜に当たると葉が赤味を帯びてきます。次の年の春先、芽吹きだしたカラスノエンドウの葉が、セントジョーンズワートに似ていて、どちらも地面にへばりつくように成長しているため、どちらがどっちなのかよくわからなくなりました、注意してください。
ただ、見分ける方法はあります、葉をよーく見ると黒い小さな斑点がついているものがあると思います。これがセントジョーンズワートです。斑点はハダニとか小さいアブラムシがついているように見え、セントジョーンズワートの特徴だそうです。
2年目の春~夏ですが、最初の年と成長の仕方と全く異なりました。今度は横に伸びるのではなく、縦方向に成長し、大人の膝丈くらいまで一気に成長しました。勢いがすごく、5月ごろには沢山の花が咲き、花や葉をフレッシュハーブティーとして楽しめる量をとることができました。最初は、一般的なハーブティーのように、ポットに入れてそこに熱湯を入れていたのですが、味にパンチがなく、薬効成分が溶け出していない感じがしたので、茎ごと、5センチくらいに摘んできたものを、500ml~1000mlの熱湯で5分ほど煮だしました。こうすると、黄金色でセントジョーンズワートの香り高いハーブティーができました。寝る前に飲むと、リラックスできるように思います。
その後は元気な状態が続き、9月の中旬くらいまで、コンスタントに葉や花が取れましたが、9月下旬になると、枯れ始め、10月頃には地面に近い部分の小さな葉や茎を除き、枯れてしまいました。残っていたわずかな部分も11月には枯れてしまい、2月現在、どこに植わっていたのかもよくわからない状態になってしまっています。ググってみると、セントジョーンズワートは、春になるとまた芽が出てくる多年草で、地上部が枯れてしまっても、翌年の春に芽吹くということありますが、1年目は葉をつけたまま越冬し、2年目は跡形もなく消えてしまったので、春に本当に芽吹くかどうかわかりません。見守ってみます。
今年は、初代セントジョーンズワートが芽吹かなかった場合に備えて、今回は苗も購入しました。
別の機会に、成長をレポート出来たらいいなと思っています。
3年目はどうなるかまだ分かりませんが、小さな苗から育てて、2年目でハーブティーを淹れることができる量のセントジョーンズワートを収穫することができました。初期の雑草の処理以外、特に手がかからず。害虫もつきづらい、ミントのように庭を占領することも(今のところは…)ありません。興味のある方は、ぜひ育ててみてください。
参考サイト アクセス日2023/02/16
Wikipedia-セイヨウオトギリ
日本メディカルハーブ協会-メンタルケアに役立つハーブ「セントジョンズワート」を学ぶ
日本メディカルハーブ協会-セントジョーンズワートの鬱に対する有効性
厚生労働省『「統合医療」に係る 情報発信等推進事業』-うつ病に対するセントジョーンズワートについて知っておくべき5つのこと
厚生労働省-セント・ジョーンズ・ワート(セイヨウオトギリソウ)と医薬品の相互作用について
