ヤマナシ(原種)

フルーツ記事

 ヤマナシはご存じですか、ヤマナシとは本州の中部から九州にかけて自生する日本梨の原種と言われているナシです。ヤマナシの実はピンポン玉より一回り大きいくらいです。味は梨っぽいですが、甘味が少なく、固いので生食には向きません。果実酒や、ジャムなどで利用できます。ヤマナシは栽培種の日本梨と比べ香りが良いという特徴があるそうで、この香りの世さを栽培種に取り込もうと研究されている方もいるそうです(関連リンク

 ヤマナシにはいくつか種類があり、二ホンヤマナシ・ニホンアオナシなどがありますが、ニホンアオナシなどは、野生種が数十本しかないものもあるそう。

 ヤマナシは東北地方では、飢饉の際の食料の一つとして、植えられていたそうです。現代ではそういう事もなくなったため、ヤマナシの木は顧みられることなく伐採されてしまっています。そのため、知らず知らずのうちに貴重な日本梨の原種が絶滅していた。なんてことが起こりうるそうです。

 ヤマナシの類はこういった背景からか、山奥というよりは、集落の周りに自生していることが多く、かつて栽培種であったものが、野生化したという説があるというのも頷けます。

 現在、庭木としてヤマナシを見ることは殆どないと思いますが、もし、どこかでヤマナシを見かけたらどの種類かを調べてみると良いと思います。ニホンアオナシのように貴重な品種かもしれません。

 宮沢賢治の童話「やまなし」に登場しているヤマナシは、イワテヤマナシという品種だそうです。なんとこのイワテヤマナシ、野生種200本ほどしかない、こちらは絶滅危惧種です。

参考サイト アクセス日 2023/04/10
Wikipedia-ヤマナシ
Wikipedia‐やまなし
自然観察な日々‐ヤマナシとアオナシ
ミツカン 水の文化センター 暮らしを支えた東北の果実
 

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